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黒部峡谷マニアックス

近代建築としての発電所

モダンな姿の黒部川第二発電所。

猫又駅を過ぎると、「富山の建築百選」にも選ばれているモダンな姿の発電所が見えてきます。 この黒部川第二発電所の設計者、建築家 山口文象(やまぐちぶんぞう)は、ドイツ留学時にバウハウス創立者の建築家ワルター・グロピウスのもとで学び、1930年代に日本歯科医学専門学校附属医院の設計で一躍注目された近代建築リーダーの一人。 富山県内においても多くのダムや発電所の土木デザインに関わっています。
黒部川第二発電所は、国立公園にふさわしい建造物とするため当時最先端のモダニズム建築家であった山口に設計依頼されました。 山口は「国際建築様式」とよばれた当時最先端のデザインを発電所の建築に持ち込み、周囲の自然景観との調和をはかった美しい景観をもつ発電所のデザインを行ないました。
黒部第二発電所は、機能美と構造美を兼ね備えた近代建築史における貴重な作品といえるのではないでしょうか。