黒部峡谷鉄道「鐘釣橋」等の復旧計画における進捗状況について
2024-12-13
令和6年能登半島地震により損傷した「鐘釣橋」等の現在の復旧状況と翌年度以降の予定を以下のとおりお知らせします。
【鐘釣地区】(東鐘釣山周辺)
・不安定岩塊の除去、岩峰底部の岩接着(根固め工含む)を計画どおり完了
・不安定岩塊除去後の現地調査において、新たに岩塊除去、岩接着等の対策が必要となることが判明
・翌年度作業に向けた越冬作業を完了
・翌年度以降、追加対策を含む落石防止対策工事と鐘釣橋復旧工事を実施
【欅平地区】(欅平駅周辺)
・法面の地質調査ボーリング、法面対策工事準備の一部を計画どおり完了
・翌年度作業に向けた越冬作業を実施中
・翌年度以降、法面対策工事を実施
上記のとおり、鐘釣地区において追加対策工事が必要となり、当初計画よりさらに期間を要するため、復旧工事は、2026年中の完了(*)を目指してまいります。
なお、現時点で黒部峡谷鉄道の全線開通時期は見通せません。
2025年シーズンは、宇奈月-猫又間での営業運転となりますが、今シーズンに引き続き猫又駅で降車できる特別な体験をお楽しみいただけます。
皆さまには、大変ご不便をお掛けしますが、安全・安心を最優先に復旧に向けて取り組んでまいりますのでご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。
全線開通に向けた状況につきましては、復旧工事の進捗状況等を踏まえ、お知らせしてまいります。
[注]*:復旧工事の工期は、積雪量や雪解け時期、風や降雨などの作業環境、施工状況の変化等の影響により、期間が変わる場合があります。
以 上